- マシンの起動に時間がかかる
- パターンファイル更新時にCPUパワーを100%消費する
- パターンファイル更新プロセスの後半「迷惑メール対応キャッシュを構築中」で10分以上高負荷状態が続く
- (主にオートサーフ系の常時リロードするタイプのWebにアクセスし続けている際)マシン外部のネットワークに全くパケットが通らなくなり、OSを再起動しない限り復活しない。
先日とうとう耐えきれなくなって、ウイルスバスター2007をアンインストールし2006に戻しました。2006に戻してからは上記のような現象は起こっていません。以前の快適な状態に戻りました。
私のマシンはメモリを2.5GB実装し、定期的にPerfectDiskでデフラグしているAthlonXP 2500+マシンです。メモリの不足やディスク断片化によるマシン動作の低下はほぼ起こらない環境です。
・・・というような話を、IRCの某チャネルでしていたら、興味深い情報を聞けましたのでここに書いてみます。
この「ウイルスバスター2007へのバージョンアップ後、マシンが重たくなる」という件について、1/30のWindows Vista一般販売開始と同時に公開された 15.30 というバージョンで対策がされたらしいと言う情報があります。
■最新版ダウンロード:ウイルスバスター2007 トレンド・フレックス・セキュリティ
http://www.trendmicro.co.jp/download/product.asp?productid=54
また、このウイルスバスター2007にまつわる話は、2ちゃんねるのセキュリティ板でもスレッドができており、情報交換がなされています。
■ウイルスバスター2007 part27
http://pc10.2ch.net/test/read.cgi/sec/1169220735/
さらにこのスレッドの538に、おそらく日本でもっともこの件の情報が充実していると思われるWebページが紹介されています。
■ウイルスバスター2007インストール後に処理が重く(遅く)なる問題と対処法
http://sonobelab.com/knowhow/computer/vb2007.html
このページには非常にまとまって情報が整理されていますので、必ず読んでおいた方がよいでしょう。
また項目5-4や9-2にあるように、Spybot S&D(Search & Destroy)やSpyware Blaster,IE-SpyAdなどのスパイウェア対策ソフトを併用している場合に不具合が発生することが分かっています。私の場合ですとSpybot S&Dを使用していましたから確かにこれに当てはまります。
他にもさまざまな症状に対して具体的な対処法が記載されていますので、もし困っている方がいましたらぜひ一度ご覧ください。
私の環境ではウイルスバスター2007をアンインストールして2006に戻しましたが、ここでも一種のハマりがありましたので紹介しておきます。ウイルスバスター2007のアンインストールの方法としては、ごくごく普通に「アプリケーションの追加と削除」からアンインストールを実施します。メーカーのFAQにもそのように書いてあります。
しかし私の環境ではアンインストール実施中、最後の段階で30分以上完全に沈黙してしまいました。やむを得ず強制的に電源をオフし、再起動しました。まだ「アプリケーションの追加と削除」にはウイルスバスター2007が残っていましたので再挑戦するのですが、「既にアンインストールされています」と出てそれ以上削除ができません。アンインストールされていると言われますが、タスクバーにはウイルスバスター2007のアイコンが表示されていたりします。
アイコンを右クリックして完全に終了してから、こちらにあるウイルスバスター2006の最新版 をインストールしようとするのですが、「新しいバージョンがインストールされています」といわれ、インストーラを終了せざるを得なくなります。
さてどうするかですが、この場合\\Program Files\Trend Micro\Virus Buster 2007フォルダ内にPCCTool.exeがあるはずですのでこれを起動します。起動すると「アンインストール」の項目がありますのでこれによってウイルスバスターをアンインストールできます。単純にファイルを消すだけでなく関連するレジストリの削除も行ってくれます。これであとは一度再起動をして、もう一度目的のウイルスバスター2006インストーラを起動すれば、今度はインストールできるはずです。
本当ならもう一度2007をインストールして、最新ビルドの15.30を試してみるべきなのですが、もう少し評価が定まってからにしたいと思います。いま現に2007を使っていて困っているという方は、試しに15.30に上げてみるのも手かも知れません。