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お店でもらったポリ袋の,裏と表がぴったりくっついて,指でよじっても開かないとき……どうしますか? 冷凍食品,豆腐,漬物といった湿り気のある商品をたまたま買っていたときは指を濡らせるからラッキーですね.でも持ってない. お店に濡らしたスポンジや雑巾が置いてあっても,不潔な感じがします. 指を口で湿らすような「はしたないまね」は絶対したくないし,困りますね……. そこで考え出したのが,「引っ張り方式」です. 図の赤丸のように,ポリ袋の口の線上で2〜10センチ前後離れた2カ所を選びます. 左手で左の点,右手で右の点をつまんで――開こうとする垂直方向ではなくて――袋の表面に沿って距離が離れる方向に,引っ張ります. その2か所は,ポリ袋の縁が直線状のところでもいいのですが,手提げ一体型の袋だったら入り江のような凹型のところの2カ所を選ぶのがグッドです. 強く引っ張ると,ポリ袋ですからそこが部分的に伸びてしまいますよね. それでいいのです.構わずちょっと伸ばしてしまいましょう.0.2〜1cmくらい伸びて,そこにデコボコの伸びジワができましたか.その位が適当です. シワができると,ポリ袋の表面と裏面とで伸びかたが違うために,隙間ができてきます. こうなればしめたもの. 今度はその中心の点を表裏の両側からつまんで,いつものように垂直方向にはがせば,パラッと気持ちよく開いてくれます. この方法は,大小のポリ袋,ゴミ袋,傘袋などに使えます. 本「引っ張り方式」は,従来の「湿らせ方式」に比べ,上品な行動で済み,清潔であるという特長があります.慣れれば,より速く確実にできます. どうぞお楽しみください. |