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【22世紀へ!園部研】
あとで絶対することを忘れない術 あとで絶対することを忘れない術  

■問題点

 絶対にしなくてはいけないことがあったのに,つい忘れてしまうことはないですか?
 私は頭がわるいので,工夫しないとよく忘れてしまいます.

 もちろん,携帯電話などに登録しておいて,指定時刻になると音や振動やポップアップで知らせてくれる機能を使うのもひとつです.
 でも,時刻を指定できない用件もあるでしょう.
  • 「朝チケットの予約とらなきゃ」
  • 「お昼休みに郵便局に行かなきゃ」
  • 「誰さんが出張から帰って来たら話をしなきゃ」
  • 「きょう仕事が終わったら電話しなきゃ」
  • 「帰りにお金降ろさなきゃ」
  • 「晴れちゃったから傘忘れないようにしなきゃ」
 手帳やスケジュールファイルに用件を書いておくのはいいですが,そもそもそれを見るのを忘れてしまってはねぇ.

■解決策

 腕時計を持っている方は,あとですべき用件ができたときに,普段つけているのと反対の腕に腕時計を移してください.普通左腕につけている人は右腕につけます.その用件を実行するまでは,帰宅しようと就寝しようと,何があっても元の腕に戻しません.



 これは,時刻を見ようというときに思い出すだけでなく,右手の神経が「なんか邪魔なものがあるよあるよ」と頭に信号を送り続けますから,意外に効果があります.

 朝,相当早起きしないといけないときにも,腕時計を反対の手につけて寝ると効果的です.目覚ましの鳴る前に目が覚めてしまうかも.

 腕時計をつけない方でも,携帯電話などを持ち歩いて結構それで時刻を見ている,という方なら大丈夫です.用件ができたとき,それらの端末をふだんと違う場所に入れるのです.服やバッグの別のポケットなど.
 または,普段腕時計をしないいのに,用件があるときは腕時計をつけるといいでしょう.

 また,明朝必ず思い出すべき用件があるときには,上記の方法でもいいですが,中村玉緒さんのしている方法をご紹介します.
 「履いていく靴の中に用件を書いたメモを入れて置く」というのです.履くには必ずメモを取り出さなければならないのでいい方法ですね.
 また,玉緒さんは「洗面所(化粧台)の鏡の上で,自分の顔の写るところにメモを貼り付けておくといい」とも言っていたので,なるほどと笑ってしまいました.


 ついでに,人に絶対見て欲しい用件の伝え方を──

 机に物がたくさん置いてある人に,自分の伝言メモだけは必ず見てもらいたい,という場合はどうしたらいいでしょう.
 メモを,作業の邪魔になるところに貼るのです.座ったときの正面,パソコンキーボードの手前,それも,縁からちょっとはみ出しそうな心細さを感じるところに置いて,落ちたり飛んだりしないようにセロテープで留めてしまいます.あるいは椅子にセロテープで留めるのも意外性があって効きます.

 また,電話してもいなくてメールに返事をくれないような大学の先生に対してどうしたらいいでしょうか.こんなとき,FAXを送るのが意外に効果的でした.机の上にFAXが置かれると,ファイリングもできないし邪魔でしょうがないので,即処理したくなるんでしょうね.FAXを送ったとき,教務や研究室の人に「机の真ん中にドーンと置いておいてください」と申し添えればバッチリ.

 思い出すコツは「邪魔」というキーワードに集約されるようですね.



 
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- 最終更新日 5636日前: 2009. 7. 2 Thu 19:20
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