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広場,駅の通路,遊園地,スクランブル交差点など,雑踏の中を自分の行きたい方に横切っていくのは,どうしても対向してくる人と鉢合わせしそうになって,なかなか大変ですよね. そこで,私の開発しました,雑踏を横断する術を伝授いたします. 方法1 【ストリング法】まず,自分と同じ方向に,行列状態で流れを横断している人達を見つけます.もしいれば,ラッキー! その人達のうしろにくっついて,同じ方向,同じ角度で横切っていきます. こうしますと,行列の前の人たちが道を作ってくれて,通ったあとに反対方向の流れに「真空地帯」ができていますから,ちょうど自分が通っていく道筋が自動的に空くような感じで非常に楽しく進んでいくことができます. 人込みの中を整然と進む紐(string)のように見えるので,「ストリング法」と名付けました. 方法2 【押し流されたふり法】混んだ駅の通路で右折するのは大変です(左側通行の場合).ストリング法を実行したくても,混みすぎていて“先行部隊”が見つからない.そこで,対向車線――ではなかった,対向の人の流れまで近づいたら,自分がまるで忘れものをとりにバックしはじめたかのように,向きを逆転し,対向の人と一緒になって(図の下の方に)進みます. たしかに,目的地からは遠ざかります.でも,流されているふりをしながらどんどん左に寄って(クルマの車線変更のように),端まできたらまた方向転換して,本来の目的の方向にどんどん進みます. いったんスパイのように反対方向に流されるのはなぜかというと,人は面と向かって来られると心理的にも抵抗があってお互い避けるのが大変ですが,同じ向きで横に移動してこられるのは心理的にも物理的にも許しやすいようだからです. 実際やってみると,意外にスムーズにいきます. それで,「押し流されたふり法」と名付けました. 方法3 【走り抜け法】
急いでいるときは,人の隙間を見つけて駆け抜けると,これが意外にぶつからずにうまくいきます. |
* 雑踏関係の面白リンク
■ 花火大会の雑踏で事故に遭わないために (小野里 公成さん「日本の花火ホームページ」)