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ウィンドウの数が多くなると,隠れてしまったウィンドウを手前にもってきて見えるようにするのが,ひと苦労ですよね. 従来の対策として,Windowsの画面の下にあるタスクバー――UNIXであればCDEなどのアイコンウィンドウ――を利用して,見たいウィンドウに対応するものをクリックして手前に出す,という方法がありました. それでも,タスクバーと実際のウィンドウの対応が分かりにくいので,やはり不便でした. 皆様は,よくウィンドウを右下がりにして並べていませんか?(図1) Windowsでよく使われている「重ねて表示」の操作をしても,自動的にそうなりますね. 図1 右下がり法 でもそれでは,使っていてウィンドウのサイズをまちまちにすると,統制がとれなくなってしまいます. 図2 右下がり法は分かりにくい このように,左上のほうのウィンドウをいちばん手前にもってくると,それより右のウィンドウがほとんど隠れてしまうことがあります.また,見えている角が何番めの何のウィンドウだったか,思い出しにくい,という欠点がありました. そこで,次の図のように,各ウィンドウの左上端が,右上がりの斜線に沿って並べるととてもうまくいく,ということを発見しました. 図3 右上がり法 こうすれば,各ウィンドウが手前であろうと奥であろうと,また,縦横のサイズがどうなっていても,それぞれの左上端は必ず見えていますよね. ですから,どのウィンドウも,見えているその角をクリックすれば,ワンタッチでいちばん手前に表示できるわけです. こんな簡単な原理ですけれど,使ってみると意外に便利です. 覚えておくと,一生重宝することでしょう. |