2001年7月11日.ピューピュー吹いている生ぬるい風が,白いちぎれ雲を地面に運んできました. 白い雲がマンションやビルの間を,ぶつかりながらみるみる通過していきます. まるで,何百頭の羊の群れが空中を行進しているようです. いちどに3〜6頭くらいきて,10秒位で広場を横切っていきます. 高原でしか見られないような光景. 前にも一回見たことがあって,雲がマンションより低くて,ひっかかっていったよ うな気がしました.とうとう証拠写真を収めたのです. ご覧のとおり,マンションの角や向こうのビルが,通過する雲で隠れていますね.雲でゾワッと撫でられてしまっています. もし洗濯物を干している家があったら,雲がぶつかってくるわけですから,びしょびしょになることでしょう.翌朝,雨もないのになぜ濡れたんだろうと首をひねるでしょうね. すごいときは,庭木の間が真っ白に雲で埋めつくされます.高さは地上数mにまで降りてきています. ドライアイスの霧と違って,何にぶつかっても通り抜ければ形をほぼ保ったままいくのが,お化けのように妖しく,摩訶不思議です. 高いところから見ると,何百という雲が,頭をもたげて,西から東に相当な速さでどんどん行進していました. 羊が1匹,羊が2匹,羊が3匹,羊が4匹,…….zzzzz…….
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